文法

【TOEIC】Part5の問題(関係詞)を文法知識を使ってロジカルに解く方法

この記事ではPart5の問題を、

  • 文法的な知識を用いて
  • 素早く
  • 正確に

解く方法を紹介します。

今回は公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6 から関係詞の問題です。

We would like to thank employees ____ ideas

led to recent departmental improvements.

(A)whichever

(B)whom

(C)whose

(D)whatever

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6

今回は選択肢がすべて関係詞です。

関係詞の問題では「先行詞」と「関係詞の後ろ(関係詞節)」に注目していきましょう。

関係詞の問題は「先行詞」と「関係詞の後ろ(関係詞節)」を確認!

 

今回の先行詞は空所の前の"employees"です。(A)whichever、(D)whateverは先行詞を持たない複合関係代名詞なので、この時点で除外されます。

  • whicheverなど、-everがついているのは「複合関係詞」
  • 複合関係詞は先行詞を含んでいる=先行詞を持たない

空所後ろは"ideas led to recent departmental improvements."なので完全文になっています。

もし(B)whomが入るなら、後ろは目的語の欠けた文になるはずなので、これも除外。

  • whomは目的格の関係代名詞
  • 関係詞節の中の動詞の目的語が前に出た形となる=関係詞節内は目的語が欠けているように見える

というわけで、答えは(C)whoseです!

whoseは所有格の関係代名詞で、必ず<whose+名詞>と直後に名詞が来る形で使われることも覚えておきたいですね。

  • whoseは所有格の関係代名詞
  • 必ず直後に名詞が来て<whose+名詞>の形になる

素早く問題を解くコツは、意味よりも形(文構造)に注目すること。

関係詞の問題は「whicheverは『~するならどれでも』だから…」などと意味を考えながら文意に合いそうな方法を選ぶのは手間と時間がかかり、しかも迷います。

「先行詞」と「関係詞以降の文(関係詞節)」がどうなっているかに着目し、論理的に解いていきましょう!