私はTOEIC学習コーチをしています。
ある程度のスコアがあっても「関係詞が苦手」とおっしゃる方が何人もいるので不思議だなと思っていました。
今回はTOEICのPart5の「関係詞」にスポットを当てて
- 出題傾向
- 問われやすいポイント
をまとめました。
公式問題集を分析!関係詞の問題の出題傾向は?
公式問題集5~8のPart5の問題120問を調査し、関係詞の問題or関係詞を選択肢に含む問題を抽出したところ、以下の通りとなりました。
4つの選択肢すべてが関係詞となっている問題が意外と少なく、6問中2問です。その2問の答えがいずれもwhoseなのが興味深いですね。
残りの4問は選択肢に代名詞や接続詞が混在しているので、関係詞の問題なのかそうでないのかぱっと見では分からず、広い知識が問われます。このような問題が苦手意識を持ってしまう要因ではないかと思いました。
問われるのは「所有格」「代名詞vs関係詞」
公式問題集から判断する限りでは、問われやすいのは
- 所有格の代名詞の使い方
- those/itなどの代名詞と関係詞の使い分け
と言えそうです。
個別の問題については以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
勉強したはずなのに解けない…を乗り越えるには
「時制」「関係詞」など、単元ごとに勉強しているときは解けるけど、実戦では分からなくなってしまうことってありますよね。
そんなときは、解説を読みながら「何に注目するのか」を再確認してみましょう。
関係詞であれば
- 先行詞
- 関係詞節がどうなっているか
が解答のポイントとなります。
次に、それぞれのポイントについて検討しましょう。
先行詞に注目すると
- which/whoは先行詞を持つ
- whatは先行詞を持たない
など、それぞれの関係詞が先行詞を持つのか/どんな先行詞に対してどの関係代名詞が使えるかを覚える必要があると気づきます。
このように、問題から逆算することで「この単元では何を覚えておけばいいのか」をはっきりさせることができます。
文法問題は必要事項を覚える→それを使って問題を解くという流れで勉強することが多いので、その逆をやってみるイメージですね。
「勉強したはずなのに解けない」から抜け出したい方におすすめです!
▼公式問題集8についての他の記事はこちら