TOEICでは、「メールに資料が添付されている」というシーンがよく見られます。
その際に使われるのはattachの派生語で、attached~(添付された~)、attachment(添付ファイル)などの形で使われますが、次の表現もよく見かけます。
①Attached please find a ○○.
②Attached you will find a ○○.
どちらも訳すと「○○を添付しました」ですが、Attachedが文頭に来る様子がしっくりこないので調べてみました。
倒置する前の文章を考える
文頭の”Attached”は倒置なので、もともとの形は以下の通りです。
①Please find a ○○ attached.
②You will find a ○○ attached.
はじめは「findが○○を後ろから修飾している?でも修飾語が1語なら前置修飾のはずなのに、うしろに置いてあるのはなんで?」と考えていましたが、どちらもfind O Cの第5文型です。
なぜ”Attached”を文頭に持ってくるのか?
倒置が起きるのは「強調したいから」ですが、今回の場合は何を強調したいのでしょうか?
調べたところ、
①強調したいことを一番前に持ってくる
②強調したいことを一番後ろにする
と説が分かれていました。
強調したいのは”Attached(添付されている状態)"なのか、”○○(添付されているもの)"なのか分かりませんが、どちらにせよ「添付したものに注意を払ってほしい!」という気持ちが伝わってきます。
手紙の場合は"enclose"を使う
手紙に何かを同封した場合、”attach"の代わりに"enclose"を使って同様に表すことができます。
<○○を同封しました>
Enclosed please find a ○○.
Enclosed you will find a ○○.
倒置がふいに出てくるとぎょっとするので(私だけ?)、そうならないためにも事前に知っておきたい表現です。